設備紹介
弊社ではパッケージの制作に特化した様々な加工のご要望にお応えすることができます。
化粧品パッケージはパッケージを見た人が思わず手に取りたくなるようなデザインとそれを表現する印刷技術が求められます。オフセット印刷・フレキソ印刷・スクリーン印刷の3つの印刷方法を組み合わせることで、デザイナーの皆様が求める品質のパッケージをご提供します。
オフセット印刷
UVオフセット印刷30年以上のノウハウと再現性に優れ、高精細な印刷も可能です。
- 現在の印刷で最も一般的な印刷方式です。
- 枚葉とは、規格の寸法に切りそろえられた紙のことです。
- 版は、一般的には薄いアルミのPS版(平版)を使用します。
- オフセットは、版と紙が直接触れないのが特徴で、
- ゴムブランケットに転写(OFF)してから紙に転写(SET)する印刷方式です。
組み合わせが多様な枚葉印刷
弊社では、グラビア印刷(グラビアパール)、ホットスタンプ、エンボス、シルクスクリーン印刷など、枚葉印刷が可能な二次加工を組み合わせることができます。
※一部加工は外部の協力会社に依頼しています。
オフセット印刷の種類
オフセットインキには油性タイプとUVタイプの2種類があります。
品質、作業効率、後加工の安定性を考えて、UVオフセット印刷を行っています。
印刷適正 | UV | |
---|---|---|
印刷適正 | 水幅が大きく印刷がしやすい | 水幅が小さく安定し難い |
乾燥システム | 自然乾燥 (裏移り防止に、パウダーを散布) | UV装置による紫外線でラジカル反応硬化 |
後加工適正 (表面加工) | パウダーで白点の模様が発生することがあり、化粧品等の高級パッケージには使い難い | ラジカル反応で瞬時乾燥させるために、水とインキ量の配分を間違えると、気泡が入る |
費用 | インキ代はUVインキの1/5で非常に安い | UV装置が非常に高価である |
用紙 | 水を吸い込む用紙に使用、ホイル紙等に印刷すると、乾燥に数日要する | 用紙を選ばない ホイル紙・パール紙・PET・PP |
フレキソ印刷
ハイクオリティ・エコロジー・スピーディでフレキソ印刷+αへの挑戦
- 版は樹脂版で弾力のある版を使用します。
- 印刷方式は凸版印刷で一般的な凸印刷に比べ印圧が軽くキスタッチと呼ばれています。
- アニロックスロールという細かいメッシュの彫刻ロールを使うことでインキを均一に転移させます。
※アニロックスロールはオフセット印刷のインキつぼの役割を果たし、ロールを変更するだけでインキ量を変えられます。同じインキを使用しても違う印刷色の表現が可能です。 - インキは溶剤系のインキではなくUVインキを使用し、また水を使わないため、環境にも優しい印刷方法です。
フレキソ印刷で表現可能な加工
グラビア印刷(グラビアパール)、ホットスタンプ、エンボス、シルクスクリーン印刷など、枚葉印刷が可能な二次加工を組み合わせることができます。
※一部加工は外部の協力会社に依頼しています。
弊社のフレキソ印刷機の特徴
粒子の大きなインキ
シルバー・パール等の印刷ができます。
コールドファイル
印刷用の版を使って、ほぼ印刷と同じ絵柄・文字等が再現できます。また、箔上に着色が可能なため、特注箔を作る必要がありません。
LCコート
ホロフィルム等の柄を、製品に転写します。(柄は問い合わせください)
反転バー
用紙を反転させ、両面同時印刷が可能です。
擬似エンボス
UVコート等のコーティングが出来るので、疑似加工が可能です。
フィルム貼り
PP・PETフィルム等を製品に貼ります。
用紙適正
ロール状であれば紙、PET/PPシート以外にも12μフィルム等の軟包材やラベルなど様々な用紙に印刷可能です。
ラベル
タック紙、スポット糊など接着剤の加工もできます。
スクリーン印刷
こだわりをもってスクリーン印刷の美粧性への可能性を求め続けます!
- 版材に絹(シルク)の布を使った印刷方式のため、シルク印刷と呼ばれています。
- 近年はポリエステルや耐久性を考え金属性の材料で作られている版を使うことが多いのでスクリーン印刷と呼ばれることもあります。
シルクスクリーン印刷で表現可能な加工
グラビア印刷(グラビアパール)、ホットスタンプ、エンボス、シルクスクリーン印刷など、枚葉印刷が可能な二次加工を組み合わせることができます。
※一部加工は外部の協力会社に依頼しています。
版の構造
ポリエステルの糸で編まれた(網戸の様に)版を、絵柄部分以外に乳剤を塗布し網目を塞ぎます。※1乳剤を何回塗るかで版の厚みを設定し、厚盛りが出来ます、また1インチの中に何本の糸が有るかでベタ・文字等の版を設定します。
シルク印刷の特徴
弊社ではクリア、マット、盛り上げ、リオトーン、メタシャインなどオフセット(枚葉印刷)の二次加工として使われています。
メリット
- あらゆる素材に印刷可能
- 厚盛りが可能
- 小ロットに対応しやすい
デメリット
- 大ロットはコストがかかる
- 生産スピードが低いため、時間がかかる
※油性インキ(自然乾燥)とUVインキがあり、仕様・用紙等で決定します。